IHT代表 毛利ユカの園芸療法お福分け

植物の自己決定

2021年04月15日

植物の自己決定


お花を愛するお友達からヘレボルス・アウグティフォリウス(クリスマスローズの一種)の写真が届きました。「この場所が気に行ったようです」と言葉が添えてあり「我が意を得たり」と深く頷きました。

コロナの生活の中でお出かけ先は畑と庭になった私にとって、大きな収穫がありました。私の抱えていたモヤモヤ、解決できなかった事、納得いかなかった事を庭仕事が気がつかせてくれたからです。

飼いだしたニワトリ。


休むのに良い場所と考え作った所を鬼門のように寄り付かなかったり、仮置きした場所を大喜びしていたり。

植物も同じ。
何度植えても上手く行かない事もあれば、こぼれ種でグングン育っていて驚かされたりしています。植物は自分の生きる場所を自分で選んでいるのです。

物言わず、動けない植物の強い自己決定にハッとしました。
動物も植物も人間はなおのこと誰もが自己決定をしているんだ、と思ったのです。

当たり前の事とお思いでしょうが、相手を自分の思い通りにしようとするから自分も相手も苦しくなる。なぜ、私の言っている事が分からないの?できないの?と思ってしまうことありませんか?誰もが自己決定権を行使できる健全さと素晴らしさには気がつかず困ったわ、と暮らしていることがあります。


だからと言って、例えば子育てを子供の思うまま野放図にしておくわけにはいかないでしょう。世の中には植物や動物を自分の意のままに育てられる人(そのように見える人)がいます。

花を育てるのが上手なお友達が「勝手に育つ植物・のびのびと育つ植物が毛利さんの庭にあっている植物で、それらを上手に組み合わせて庭を作ると毛利さんも楽な管理で、光り輝く自然な庭になるわよ」と教えてくれました。


答えはココにありそうです。
庭だけでなく人間関係、仕事、生活などに活かせるようになりたいものです。



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毛利 ユカ

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